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クラウドマネージド型ネットワークの選択に際して問うべき6つの質問

ますます多くの組織がクラウドマネージド型のネットワークへ移行しています。理由はいくつもあります。ITスタッフの負担を軽減するだけでなく、企業はネットワークコストを設備投資(CAPEX)モデルから運用コスト(OPEX)モデルに転換し、時間の経過とともにコストを分散させることができます。さらに、常に最新のネットワーク機能を備えることができ、性能のアップグレードについてはほかの誰かが深夜のうちにやってくれるのです。

しかし、クラウドマネージド型といっても、一体どのネットワークソリューションがあなたの会社にとって最適なのでしょうか?検討を進める上で考慮すべき重要なポイントを挙げてみました。

  1. 何がクラウドマネージド型ネットワークソリューションに含まれているか? あなたの会社のユーザーが期待しているのは、いつでもどこでも、あらゆるモバイルデバイスから確実にネットワークに接続できることです。さらに、監視カメラやスマートサーモスタットなど、IoTを活用する組織が増加するなど、拡大する一方のモビリティやスマートデバイスのニーズにも耐え得るクラウドマネージドネットワークソリューションが必要です。クラウドマネージド型のネットワークになっても、オフィス内にアクセスポイント(AP)や有線のスイッチは必要ですが、そうした機器の設定や継続的な管理は全て、ウェブブラウザやモバイルアプリで行われるのです。

アクセスポイント(AP):オフィスや学校、キャンパスではさまざまな種類のAPをうまく組み合わせて性能や密度、予算などそれぞれの要件を満たし、室内と屋外の両方がカバーできるようにしなければなりません。もっと重要な点は、もしAPが自動的にRF性能を最適化すれば、スマートフォンやタブレットなどあらゆる無線デバイスが必要とする卓越したサービスを提供できるという点です。

スイッチ:デジタルワークプレイス向けに設計されたビジネス品質を備え、モバイルユーザーのために最適化された有線スイッチ製品が選択できなければなりません。コンシューマグレードの製品がバンドルされたものや、レガシーのスイッチ製品に限定されるソリューションであってはなりません。

管理機能:適切なAPやスイッチ製品を選択すれば、ブラウザもしくはモバイルアプリを使ってあらゆるデバイスからネットワークを管理できるようになります。いずれの場合も、ユーザーインターフェースは直感的で視覚的に優れているだけでなく、専門知識のレベルに関わらず誰でも簡単に使えるものでなければなりません。さらに重要なのが、APの健全性やCPUの使用状況についての詳細情報を得られるかどうかという点です。迅速なトラブルシューティングのためにはそうした情報が必要です。

2. 投資は保護されるか? 最近ではビジネスの優先順位が急速に変化し、否応なくそうした変化に備える必要が生じています。自分の会社が買収されたらどうなるでしょう?逆に自分の会社が別の会社を買収したらどうなるでしょう?クラウドマネージド型のネットワークソリューションは、ニーズに簡単に応えられるよう柔軟な構造を持っていなければなりません。APはコントローラレスのアーキテクチャでもモビリティコントローラによる管理でも、ソフトウェアを変えるだけで運用できるものを選ばなければなりません。そして、APとスイッチの両方とも、オンサイトの管理ツールで管理できる必要があります。もし会社、あるいは新しく来たCTOがアーキテクチャの変更を指示しても、これまでのハードウェア投資をすべて台無しにして新しいものと入れ替えたりしなくても済むようにしなければなりません。

3. クラウドマネージド型サービスの信頼性は? 事業継続性はクラウドマネージド型のネットワークへの移行の最大の理由です。しかし現実は厳しく、最高のプロバイダーでさえネットワークの中断は起こります。インターネットに接続できなくなったらビジネスにどのようなことが起こるでしょうか?ネットワーク管理にも支障が生じるようではいけません。追跡不能になって問題がますます大きくなります。サブスクリプションの契約が切れてしまったらどうなるでしょうか?その場合どうなるか、ネットワークにどの程度の影響が出るのかを、候補として考えているベンダーに詳しく聞いてみてください。オフィスのWi-Fiは依然として使えるのか、それとも完全にゼロになってしまうのでしょうか?

4.不適切なコンテンツや悪質な脅威からユーザーをどのように守るのか? クラウドマネージド型ネットワークにはコンテンツのフィルタリング機能やファイアウォール機能が組み込まれていなければなりません。ネットワーク上でどのアプリケーションの使用が認められるのかをコントロールしたり、ユーザーが不適切なウェブコンテンツを閲覧することを防止したりするために、別のアプリケーションやライセンスを購入しなければならないようではいけません。もっと言えば、無数にある不明なアプリケーションを区分けしたりしなくても、アプリケーションのフィルタリング機能によって直感的にアプリケーションを分類できるようになっていなければなりません。

5.「Wi-Fiが壊れた」というクレームを簡単に救済できるか? クラウドアプリやウェブサイトにつながらないと、ユーザーは苛立ちます。クラウドマネージド型ネットワークは問題の原因について即座に有効な情報が提供できなければなりません。DHCPの問題なのかDNSクエリの問題なのか、クライアントとAPの連携の問題なのか、あるいはキャプティブポータルが機能していないのかもしれません。まずどこからトラブルシューティングに手をつければよいのかわかれば、問題を素早く解消するために役立ち、生産性を維持して誰もが安心していられます。

6. ネットワークはプレゼンス・アナリティクスを提供できるか? Wi-Fiによるインサイトが得られれば、ビジネスにもっと役立ちます。例えば小売店でプレゼンス・アナリティクスが利用できれば、1日のうち、時間ごとにどの店に、何人くらいのお客が来るのかといった状況をしっかりと把握でき、そうしたデータを使って品揃えや人員計画、店内のレイアウトや販促キャンペーンなどを決定することができます。クラウドマネージド型ネットワークには、モバイルデバイスのプレゼンスを検知したり、トラフィックパターンを分析したりできる機能がなければなりません(もちろん、ユーザーのプライバシーを完全に保護したうえでの話です)。

もっと細かく検討する用意はできていますか?

Aruba Centralはシンプルでセキュア、低コストな方法でAruba Instant APやスイッチを管理し、監視します。ゼロタッチ・プロビジョニングで有線/無線のネットワークをわずか数分のうちに立ち上げ、稼働させることができます。すべての管理は直観的なAruba Central モバイルアプリで行えます。さらにAruba Centralはカスタマイズ可能なゲスト用Wi-Fi、Aruba Clarity等の高度な機能も備えているため、接続の問題を予測したり、プレゼンス・アナリティクスを活用したりしてよりスマートな意思決定を行うことができます。

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Arubaのエド・ライト「3 Reasons Cloud-Managed Networks are in Your Immediate Future(今すぐクラウドマネージドネットワークを導入すべき3つの理由)」のブログを読む(英語)

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